全くの未経験でしたが、先日第二種電気工事士の筆記試験に合格することが出来ました。
(素直に嬉しい!!)
この記事では
- 第二種電気工事士に興味があるけど難易度を知りたい
- いつからどれくらい勉強すればいいのか知りたい
- 願書は出したけど、勉強方法がイマイチ分からない
- とにかく少ない勉強時間で合格したい
といった方に向けて私の経験を元に合格までのメソッドをお伝えします。
- オームの法則を覚えてなくても30時間勉強で合格できる
- 約60点がボーダーなので難しい問題はスルーしてOK
- ホーザンの解説動画&過去問を解くのがおススメ
忙しい方向けの目次
勉強量について
あくまで目安ですが、筆記試験に関しては30時間前後で合格することが可能だと思います。
私は試験本番の一か月前から1日一時間(朝30分夜30分)のペースで勉強しましたが、勉強を始める前は学校を出てから10年以上勉強らしい勉強とは無縁で、中学で習うオームの法則も覚えていないレベルでした。
なので、自信のある方はもっと少ない時間でも大丈夫かもしれません。
勉強を始める前に意識すること
ここが私が一番伝えたい部分なのですが、勉強する上で意識して頂きたいのは「完璧を目指さない」ということです。
というもの、筆記の合格ボーダーは約60点であり、全50問中全てが1問2点という配分となっています。
難しい計算問題も、写真を見て答えるだけの簡単な問題もどっちも2点です。

つまり、難しい問題は10問以上捨ててしまっても何とかなるということです(流石に60点狙いはギリギリなので実際は少し余裕をもって考えるべきですが)。
なので、少ない勉強時間で効率よく合格したいのであれば、まず点数が取りやすい問題から取り組み60点を確保、その後難しい問題を出来るようにしていくことを意識しましょう。
出来る問題から取り組み、難しい問題は後回し、これが大切です。
おススメ教材
実際に勉強に使用した中から特に良かった教材を紹介します。
色々な教科書やサイトを見たのですが、結局一つの教材をじっくりやる方が良かったと感じています。テキストは合う合わないがあると思いますので、フィーリングの良いものを選びましょう。
ホーザン第二種電工試験の虎
必見です!
練習問題や過去問が充実しており、まず最初に目を通すなら間違いなくここです。特に過去問の解説動画は非常に分かりやすくおすすめです。
教材に1円もお金をかけたくないという方は、このサイトと紙とペンだけあれば十分だと思います。
第二種電気工事士試験 学科試験過去問題集
紙のテキストならこちらがおすすめです。
自分はPCスマホがあると集中できないので、これと筆記用具を持ってカフェで勉強していました。コンパクトにまとまったプチ教科書+過去問10年分+過去問の解説が1冊に凝縮されており、非常にコスパが良いです。
私はメルカリで2年前の2022年版を定価の半額程で購入しました。10年以上古いものとかでなければ問題無いと思います。
ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士 学科試験すい~っと合格
こちらも人気で定番です。上の過去問集より教科書的な解説が多めです。
個人的には解説を読むよりも過去問を沢山やるのが大切だと感じていたので使用しませんでしたが、知識ゼロからスタートする方にとっては解説が豊富で分かりやすいので良い足掛かりだと思います。
YouTube
私はやる気が出ない時や隙間時間は動画で勉強していました。
YouTubeで「第二種電気工事士 筆記」で検索すると沢山解説動画が出てきます。こちらも合う合わないがありますので、ご自身が見易いものを選んでください。以下私が見ていたチャンネルです。
実際の勉強方法
私が実際に勉強した内容とおおよそのスケジュールです。
試験本番までのスケジュールを決めて勉強していきましょう。難しい問題はスルーでOK、出来ない問題に悩まなくて大丈夫です。
出来る問題を増やしてまずは60点を確保することを意識しましょう。
①ホーザンの練習問題
最初から過去問はハードルが高いので、私はこちらから取り組みました。基礎的な内容で難易度も低くすぐ答え合わせが出来るので、一問一答形式でサクサクこなせます。ここでまず雰囲気を掴みましょう。
私は1週間程度ダラダラやってましたが、今思うともっと短くても良かったかなと思います。
②過去問(カテゴリごとに)
筆記試験は全50問中、計算問題10問、一般問題20問、複線図問題20問という内訳になっています。
そこで計算なら計算問題だけを、複線図なら複線図だけを4~5年分を解いてみましょう。
50問一気に解くのは集中力が必要ですし、カテゴリごとに解くと、自分の得意不得意や毎年出題される問題(得点源)が分かってきます。
私は最初30%程度しか解答出来ませんでしたが、上記の通り「本番までに60点取ればOK」の精神であまり気にしないようにしていました。
各カテゴリごとに1週間、合計3週間程度やりました。
↓本番で大活躍した覚えるだけで点数がアップする語呂合わせ&表まとめです。

③進捗度チェック
問題を解く度に、出来る問題と出来ない問題にチェックを付けて、60点にいくら足りないか計算してみましょう。そして出来ていない問題の中でちょっと頑張れば出来そうな問題を選んで取り組みましょう。
私は公式や表を丸暗記すればいい問題、毎年出題されている問題を優先して勉強しました。繰り返しになりますが、理解できないような難しい問題は後回しでOKです。
④本番形式で過去問
本番2~3日前からは本番形式で過去問を解いていました。
時間はよほどのことが無い限り、余ると思いますので気にしなくても大丈夫です。
過去問をやってみると分かるのですが、数年に一度は重箱の隅をつつくような難しい問題が出題されます。実際私が受験した際も全く見たことのない問題が2つありました。
なので、本番では過去問で取れた点数から2~4点マイナスになると考えておきましょう。
まとめ
以上が私が取り組んだ内容になります。
勉強し始めた頃は分からない問題ばかりで焦ると思いますが、1問1問出来る問題を増やしていきましょう。繰り返しになりますが、完璧を目指さず60点でOKの精神が大切です。
実技試験も結果が出次第報告させて頂きます。
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